鶴岡りさ『「依存型こじらせ」女子だった私が、彼から溺愛される女になれた方法』評価レビュー

鶴岡りさ『「依存型こじらせ」女子だった私が、彼から溺愛される女になれた方法』評価レビュー

恋愛心理カウンセラー鶴岡りささん2冊目の著書『「依存型こじらせ」女性だった私が、彼から溺愛される女になれた方法』を読みましたので、評価レビューを書いていきます。

本の評価
読みやすさ
(5.0)
面白さ
(3.5)
デザイン性
(5.0)
価格
(4.0)
構成
(5.0)
総合評価
(4.5)

どんな本?

「依存型こじらせ女子」と本のタイトルにあるように、男性とお付き合いをしても不安や不満がつのって爆発してしまう、いわゆる「重い女」の解消法が書かれています。

重たい女性は溜めこんだ不満を会ったときではなく、メールでまくし立てるように伝えていたり、意味深な「察して欲しいメール」を送って心配して欲しいと呪うように願ったりするのだとか。
こじらせ女子は日々のちょっとしたことでネガティブになり、メールを凶器の様に使うのです。

本にはそんな不安定かつ衝動的になりやすい女性が、落ち着きを取り戻し冷静に自分と向き合う時間をくれます。

こじらせ女性でない方でも読める本

また、男性と女性では本質が異なり女性の当たり前の言動が、実は男性にプレッシャーを与え無意識に「重い女」になってしまうケースも細かく解説されてあります。
「わたしは重い女ではない」と自負している女性でも思いあたる節がいくつかでてくるでしょう。

まだ恋に発展していない方や、既婚者の方でもなるほどと思える内容も多くありました。

一部を抜粋すると

男性があなたとのデートで多めに支払うお会計は、あなたへのプレゼントです。
そして、その彼のお金は、仕事を頑張ったからこそ得ているもの。

サプライズのプレゼンとは喜ぶのに、デートの飲食代は払ってもらって当たり前と思っている女性は多いのではないでしょうか。

それと同様に、飲食代は払ってもらいたいのに、仕事ばかりにならないで欲しいというのも考えも女性にはあります。

でも、りささんのように考え方を少し変えるだけで、男性に感謝できることが多くなったり、こじらせを回避することができます。

このように本には別角度からの考え方の例がたくさん書かれているので、恋愛本でありながら人間関係がラクになるヒントがもらえます。

ワーク付き

後半には継続講座でも取り入れているであろうワークが入っています。
簡単なものではなく、わりとしっかりしたワークです。
過去の恋愛やこじらせてしまう自分と向き合い、フラットな気持ちで恋愛を再スタートさせれそうなものでした。

様々な事情でりささんの講座を受けられない方にとっては、1,400円でワークができるのは嬉しいと思います。

ワクワクするデザインと構成

りささんらしい可愛らしい表紙デザインで、中をぱらぱらとめくると所々にピンク色のインクで印刷されています。
女性の乙女心をくすぐるカラーで読むのが楽しみになりました。

そしてもうひとつ驚いたのは目次のボリュームです。
序章から5章までこじらせ解消法が細かく分かれていて、この一冊で読める量にまたワクワクしました。

ひとつの章の中には複数の見出しがありますが、それらひとつひとつが2ページ~4ページで読み終えられるようになっています。
短編集のようでちょっとした移動時間、仕事の休憩時間などにサラッと読めるのがとても良く忙しい現代人にぴったりです。

本や長文が苦手な方でも最後まで読めると思います。

総合

ずば抜けた発想で面白い、というよりは確実に愛を育むための本であり、恋愛初心者の方でもチャレンジできるような男性への言動が具体的に記されています。
りささん自身が元こじらせ女子なので、リアルなこじらせあるあるに共感できる部分も多いです。

恋愛心理カウンセラーらしい心理学の要素も少しだけ含まれていますが、ぶっ飛んだ話はないので心理学に興味のない方でも納得できます。

こじらせ女子はもちろん、男性初心者の方、夫婦関係を改善したい方にもおすすめです。

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